乳がん検診とは?
乳がん検診とは、乳がんがあるかどうかを調べるための検査のことです。足立区にお住まいで、40歳以上かつ前年度に未受診の女性であれば、500円で受けられます。
乳がんは初期症状では自覚症状がなく気づかない場合も多いですが、検診を受けることで早い段階でがんを発見できます。さらに、がんがまだ乳管内にとどまっているステージ0と呼ばれる状態であれば、5年以内の生存率は100%です。
つまり、乳がんは早い段階での発見こそが最重要と言えるでしょう。そのため、何も異常を感じていなくても、定期的に検診を受けることが大切なのです。
足立区で乳がん検診を受けるべき理由
足立区で乳がん検診を受けるべき理由を解説します。
早期発見の場合は9割が治癒に期待できる
乳がんは無症状のうちに早期発見できれば、適切な治療をすることで、9割以上のケースで治癒が見込めます。
乳がんと診断されたときに治療でどのくらい命を助けられるかを示す5年相対生存率というものがあります。乳がんは症状によってI〜Ⅳまでのステージに分けられるのですが、ステージが進めば進むほど、生存率は下がる傾向があります。
生存率、Ⅰ:100%、Ⅱ:95.9%、Ⅲ:80.4%、Ⅳ:38.8%
また、早期に乳がんを発見して治療をする場合であれば、乳房の切除をする必要もなくなり、生活の向上の質にも繋がります。
日本では乳がん検診の受診率が低い
乳がんは女性のがん羅患率トップであるにもかかわらず、日本では欧米と比べると、乳がん検診の受診率が低い結果となっています。そのため、乳がん羅患率が高い欧米では死亡者数が年々減っているものの、反対に日本では乳がんの患者数、死亡者数のどちらも増加傾向にあるのです。
日本の検診受診率は住民健診で20〜30%ほどで、企業検診や人間ドックなどの任意型検診を含めても50%程度にとどまります。
2016年にワコールが約4,000人の女性に対して行った、乳がんに関するアンケート調査では、乳がん検診に行かない理由に次のようなものが挙げられました。
- 忙しい
- 費用が高い
- マンモグラフィが痛い
- 医師であっても他人に胸を見せたくない
- 何も気になるところがない
- がんだと診断されるのが怖い
- 自分はがんにならないと信じている
特に、「自分はがんにならないと信じている」という理由は完全な思い込みであり、乳がん検診を受けない理由にはなりません。
また、日本では乳がん検査を受けにくい社会的な背景もあります。
アメリカでは、個人が任意で健康保険に加入しています。保険会社が医療費削減を目的に、検診費用を負担して、検査を受診しないと保険料が高くなるという条件を付けることがあります。そのようにして、保険加入者に受診を勧めているのです。
しかし、日本では検診を受けなくても保険料が変わることがない上に、受診率が上がったとしても自治体にお金が入ることがありません。
以上の理由から、乳がんは他人事だとは思わずに、まずは検査を受けてみることが重要です。
乳がん早期発見のためにも足立区の東京千住・尚視会健診プラザへお越しください
乳がんの早期発見のためには、足立区の東京千住・尚視会健診プラザへお越しください。乳がんエコー検査は女性の超音波検査士が担当しており、女性専用スペースがあるなど、女性の方のプライバシーにも配慮した環境になっております。
さらに、検診結果は画像を含めてオンラインで閲覧可能なほか、別途料金はかかりますが、検査結果の即日対応も可能です。
また、当センターへの情報は次の通りです。
住所:〒120-0034 東京都足立区千住3-72 白亜ビル4階
電話番号:03-5284-8230
北千住駅から徒歩2分と好立地のため、電車で通いやすいのも特徴です。足立区で乳がん検診を受けられるところをお探しの際は、ぜひ東京千住・尚視会健診プラザへお越しください。
乳がん検診の種類とは
乳がん検診の種類と特徴を解説します。それぞれの検診の方法を知り、どちらの検査を受けるのかの参考にしましょう。
乳房超音波検査(エコー検査)
乳房超音波検査とは、文字通り超音波を使って乳がんがないかを検査する方法です。エコー検査とも呼ばれます。ゼリーを塗った乳房の上からプローブと呼ばれる小さな器具を当てて、反射波を使用して乳房内を調べます。
次に紹介するマンモグラフィと違い、超音波のみを使用するため、放射線による被ばくの心配はありません。
「しこり」の診断には効果を発揮しており、触診だけではわからないような数ミリ単位のしこりを見つけることもできます。
こちらの検査方法がおすすめなのは、妊娠中や授乳中の方はもちろん、20~30代の方をはじめ、乳腺の割合が多い方となっています。
マンモグラフィ
マンモグラフィは乳房専用のX線撮影(レントゲン)を使って検査する方法で、乳がんの初期症状である微細石灰化を見つけることを得意としています。
乳房を2枚の板で固定し、左右斜め方向や上下方向からX線写真を撮ります。乳房をできるだけ薄く拡げるため、病変をより鮮明に写し出せるほか、放射線による被ばくを少なくすることも可能です
なお、個人差はありますが、乳房をはさむ際には、乳房の大きさに関わらず、痛みを感じる方もいます。乳腺の割合の多い方のほうが痛みを感じやすいようです。
検査を受ける時期は、月経開始後10日目くらいがおすすめと言えます。その時期には乳房がやわらかい状態になるため、痛みを感じる可能性が低いためです。反対に、月経の1週間前くらいは乳房が張って痛みを感じやすくなるので、その時期は避けた方が良いと言えるでしょう。
レディースドックにも対応した東京千住・尚視会健診プラザ
東京千住・尚視会健診プラザでは、レディースドックにも対応しています。
レディースドックとは通常の人間ドックの検査項目に加え、乳がんや子宮がんなど女性特有の疾患を調べる検査項目を組み合わせた、人間ドックのプランのことです。
また、レディースドックの検査項目は次の通りです。
- 乳房超音波検査(エコー検査)
- マンモグラフィー(乳房X線撮影検査)
- 子宮頸部細胞診
- 子宮内膜細胞診
- 経腟エコー(経腟超音波検査)
- 腫瘍マーカーCA125
これらの検査は、乳がんや子宮体がん以外にも、子宮頸がんや卵巣がん、卵巣のう腫、子宮筋腫、子宮内膜症の発見に役立っています。
レディースドックを受けることで、女性特有の疾患も含め、身体の異常を一度に調べられるため、非常におすすめです。何度も検査に通う手間を考えると、レディースドックのみで自身の身体の状態を知る方が効率的と言えるでしょう。
さらに、当センターでは、メディカルウェアを導入しています。日本の医療は世界最先端ですが、検査や診察におけるデリケートゾーンの露出が検査や診察を受けにくい理由となり、結果的に病気の発見が遅れてしまっているのです。
しかし、メディカルウェアを着用することで、患者様のデリケートな部分を隠すことができるため、安心して検査を受けていただくことができます。
また、当センターの乳がん検診は女性スタッフが対応しており、女性専用スペースもあります。少しでも気になることがあれば、安心してお気軽にご相談ください。
東京千住・尚視会健診プラザの乳がん検診の費用と所要時間
東京千住・尚視会健診プラザの乳がん検診の費用と所要時間を解説します。足立区にお住まいの方で以下の条件に当てはまる方は、500円で問診とマンモグラフィの乳がん検査を受けることが可能です。
- 40歳以上
- 前年度検査未受診
ただし、検査結果により、精密検査が必要となった場合は、別途有料の保険診療となります。また、対象は女性のみです。
費用
- マンモコース:5,500円(税込)
- エコーコース:5,500円(税込)
- 乳がんコース:11,000円(税込)
また、レディースドックの費用は42,350円(税込)となります。
所要時間
コース別の所要時間は次の通りです。
- マンモコース:10分
- エコーコース:15分
- レディースドック:2~4時間
ただし、乳がん検診全体では、上記に加えて診察や検査結果の説明などがあるため、概ね1~2時間とお考えください。
乳がん検診を受けられる病院の選び方(探し方)
乳がん検診を受けられる病院の選び方を解説します。
- 自宅からアクセスしやすい場所にある
- 経験のある専門医に対応してもらえる
- 最新設備が整っている
それぞれの特徴を解説します。
自宅からアクセスしやすい場所にある
自宅からアクセスしやすい場所にある病院を選びましょう。検査には通常1~2時間かかる上、レディースドックともなれば、3~5時間かかることもあります。
ただでさえ長時間の検査にもかかわらず、自宅から遠い病院だと移動時間が長くなり、検査を受ける方に負担が増えてしまいます。
また、一般の病院の乳腺外来は受付時間が決まっていたり、総合病院では午前中に受付をしないと、検査が受けられない可能性があるのです。
経験のある専門医に対応してもらえる
経験のある専門医に対応してもらうことも大切です。乳がん検診では、超音波検査(エコー検査)やマンモグラフィで撮影した画像を専門医が目視で診断します。
経験が少ない医師だと細かな病変を見逃してしまう可能性もあるため、経験や知識のある専門医がいる病院での検査が望ましいです。また、検診を受ける病院の医師が乳腺専門医やマンモグラフィ読影専門医などの資格を持っているかを確認するのも有効でしょう。
最新設備が整っている
最新設備が整っていれば、最新の技術を持った医師が対応することになります。そのため、より乳がんが発見される可能性が高まるのです。
医療機器などの設備に関しては、病院のホームページに記載されていることがほとんどです。具体的には以下の機器があれば、最新の設備を導入している病院だと言えるでしょう。
- マンモグラフィー
- 超音波診断装置
- MRI装置
- CT装置
上記の機器があれば、さまざまな方法での検査が可能なため、乳がんの発見や転移の有無なども確認ができます。
足立区の乳がん検診なら東京千住・尚視会健診プラザへ
今回の記事では、乳がん検診の概要や受診すべき理由、検診の種類、検診を受ける際の病院の選び方、東京千住尚視会健診プラザの特徴を解説しました。
乳がんは初期症状だと異変に気づかず、違和感を覚えたときにはすでにステージが進み、手術などの治療が必要となるほか、生存率が大きく下がってしまう可能性があります。女性であれば、決して他人事ではないということを知り、定期的に検査を受けて早期発見に努めましょう。
足立区にある東京千住・尚視会健診プラザは、北千住駅からのアクセスも良く、徒歩2分でお越しいただけます。さらに、女性専用スペースを用意し、乳がんエコー検査は女性が担当しているため、女性の方も安心して検査を受けることが可能です。
また、検診結果の即日対応や検診結果のオンライン閲覧などもあるため、患者様にとっていち早く安心していただけるような環境を整えております。
足立区では40歳以上かつ前年度で検診未受診の女性は500円で検査を受けることが可能です。ぜひこの機会に当センターで乳がん検診を受けましょう。
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