消化器外科DIGESTIVE-SURGERY

消化器外科DIGESTIVE-SURGERY

消化器外科

消化器外科は、消化管臓器および腹壁に焦点を当てた診療を行う専門分野です。消化器という共通の臓器を扱っていますが、内科と外科に分かれるのは、診療する疾患の性質によるものです。消化器外科では、手術が主な治療法となります。当院では、関連病院の井口病院にて手術治療も行っております。

日帰り・短期滞在外科手術に対応

日帰り・短期滞在外科手術に対応

当院では、関連病院の井口病院で、手術当日または翌日に退院できる日帰り・短期滞在外科手術に対応しています。近年、術式の進歩により、数日から数週間の入院が必要だった手術でも、当日または翌日に退院できる手法が増えています。これにより、患者の身体への負担や医療費が軽減されるだけでなく、早期の社会復帰が可能など、多くのメリットがあります。手術についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

外科のよくある疾患

鼠径ヘルニア

鼠径は、足の付け根の部分のことです。腸や腹膜が鼠径部の筋膜の間を抜けて皮膚の下に飛び出す病気を「鼠径ヘルニア」と呼びます。これは一般的に「脱腸」とも呼ばれます。初期段階では痛みがなく、指で押すと元に戻りますが、放置すると症状が悪化し、押してももとに戻らず、痛みが強くなる可能性があります(嵌頓)。鼠径ヘルニアの治療には、手術が必要になります。
当院では、腹腔鏡を使用して、身体の負担の少ない日帰り・短期滞在手術を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

胆石

胆石は、胆のうや胆管に石ができる疾患であり、時に痛みなど様々な症状を引き起こします。結石の位置によって、胆のう結石、総胆管結石、肝内胆管結石と呼ばれますが、一般的には胆のうに結石ができる場合を胆石と呼びます。
胆石があっても、症状がないこともありますが、心窩部(みぞおち)を中心とした激しい疝痛(痛み)が特徴的です。このほか、右肩や背中の痛みが伴うこともあります。また、鈍痛や圧迫感として現れることもあります。
症状がない場合は、経過観察しても問題ありませんが、胆石が原因の肝機能障害や痛みがある場合は手術による治療が検討されます。当院では、日帰り・短期滞在手術を行っております。健診等で指摘された方もお気軽にご連絡ください。

虫垂炎

虫垂炎は、一般的に「盲腸」と呼ばれる病気です。虫垂は、大腸と小腸との接合部から下方向に位置し、盲腸の下隅やや後方に細く垂れ下がるようについています。この虫垂が何らかの原因で出口を塞がれ、内部で炎症を起こしてしまったのが虫垂炎です。
初期症状では、みぞおち周辺に鈍い痛みがよく見られます。吐き気や嘔吐が発生することもあり、炎症が進行すると右下腹部に痛みが移動します。歩くと下腹部に振動が伝わり、響くような痛みが生じることもあります。
軽度の炎症であれば、抗生物質の投与で治療可能で、俗にいうチラスという方法です。炎症が強く腹膜炎になったり、チラシた後に再発した場合など手術を行います。ただし、再発を繰り返す方もいるため、患者様に応じて最適な治療法を選択することが重要です。病状が進行すると、薬では十分な治療ができないため、手術での切除が必要です。

消化器がん

消化器がんとは、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、膵臓、胆のうなどの消化器内臓に発生するがんの総称です。一般的に、消化器がんは初期段階では症状が現れにくく、進行してから症状が現れることが多いため、予防や早期発見が極めて重要です。この中で、食道がん、胃がん、大腸がんが最も一般的なものとされています。
当グループでは、年間20,000件以上の内視鏡検査を行っており、内視鏡専門医による苦痛の少ない検査を提供しております。また、初期段階のがんの切除も関連施設の井口病院にて治療可能です。

食道がん

食道がんは、食道の粘膜に発生するがんです。早期の食道がんは、粘膜内に限局しており、表在食道がんは粘膜下層まで及んでいます。さらに外側まで広がった場合は進行食道がんと呼ばれます。食道がんは比較的早い段階でリンパ節転移を起こしやすい傾向があり、進行すると隣接した気管や大動脈に浸潤して命にかかわる可能性が高まります。そのため、早期発見が重要とされています。

胃がん

胃がんは、胃壁の内側にある粘膜の細胞が何らかの原因でがん化し、増殖することで発症します。進行すると、がんは表層から徐々に奥へと広がり、隣接した臓器への転移、腹部にがん細胞が広がる腹膜播種のリスクがあります。日本人は、ピロリ菌の感染により胃がんが多い傾向にありますが、除菌治療により減少傾向にあります。一部の早期がんは内視鏡的切除で根治できますが、手術が必要な場合多くは腹腔鏡手術をおこない、再発予防の化学療法や再発した場合はいくつかの有効な化学療法がおこなわれます。

大腸がん

大腸がんは、盲腸からS状結腸までの結腸がんと直腸に発生する直腸がんに分類されます。食生活の欧米化が進んだことがリスクの一因とされ、日本でも発症率が上昇しており、がんによる死亡原因としても長い間上位となっているがんです。ほとんどの大腸がんは、良性の大腸ポリープから進行するため、ポリープの早期発見と切除が大腸がん予防につながります。さらに、早期の大腸がんの発見時には、内視鏡による切除でほとんどが完治可能です。内視鏡治療で根治できない場合や進行がんでは腹腔鏡下手術が行われます。一部の進行がんは再発予防の抗がん剤治療を行います。肝臓や肺に転移があっても切除することがあります。有効な抗がん剤が多く、一部は外来通院、短期入院で治療が可能です。

外来担当医

 
午前 河北 担当医 河北 担当医 河北 勝又 担当医
午後 河北 担当医 河北 担当医 河北 勝又 担当医

担当医師

医師勝又 健次

認定・資格等

  • 東京医科大学病院 消化器・小児外科学分野前教授
  • 日本臨床外科学会評議員
  • 日本外科学会指導医
  • 日本大腸肛門病学会指導医・評議員
  • 日本消化器外科学会指導医医
  • 日本がん治療認定医機構認定医
  • 日本乳癌学会認定医

医師河北 英明

認定・資格等

  • 日本外科学会専門医・指導医
  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化管学会胃腸科専門医・指導医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 日本大腸肛門病学会専門医
  • 日本腹部救急医学会認定医
  • 日本消化器内視鏡専門医
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