胃がん検診とは
胃がん検診の対象は、男女ともに50歳以上です。
男女問わず日本人に多い胃がんを早い段階で見つけ出し、治療を開始するために行います。
日本で推奨されている胃がん検診の方法は、問診・胃カメラ・バリウム検査です。このうち、当院では問診と胃カメラ検査での検診が可能です。
当院で胃カメラの検査を受ける際には、現在の症状や、病歴、受診歴、検診歴、家族歴等を確認します。その上で必要な方には、追加でピロリ菌検査などを行うことで、更に詳しく検査の結果をお知らせします。
※授乳中ならびに妊娠中の方は、事前にお申し出ください。
胃がんハイリスク検診(受診は対象年齢の間に1回)
対象(年度末年齢)
40歳から74歳までの方
40、45、50、55、60、65、70歳の胃がんハイリスク検診未受診の方には、令和5年6月上旬に受診券が送付されます。
お申し込みが必要な方
上記6月発送対象者以外で、対象年齢に該当する方です。
検診の対象外となる方
- 受診時に胃痛などの上部消化管症状がある方
- 胃がんと診断されたことがある方
- 今年度に胃がん内視鏡検診を受診した方
- 胃の切除(一部、全摘出)などの胃・十二指腸の手術をしている方
- 以前に足立区ピロリ検診もしくは足立区胃がんハイリスク検診を受診した方
- 胃・十二指腸の病気の治療中もしくは経過観察中の方(胃酸分泌抑制剤のプロトンポンプ阻害薬を服用中、もしくは2ヶ月以内に服用していた方)
- 既にピロリ菌の除菌治療をした方
- 腎不全などの腎機能障害の方
費用
1,000円(税込)(免除制度の対象は、中国残留邦人等支援給付受給者と生活保護受給者の方です。)
※場合によっては保険診療での精密検査等が必要になり、料金が発生することもあります。
検査項目
問診、血液検査(ピロリ菌抗体検査、ペプシノゲン検査)
胃がん内視鏡検診(受診は2年度に1回)
対象(年度末年齢)
前年度未受診で50歳以上の方
令和3年度に胃がん内視鏡検診を受診された方や、50、55、60、65、70歳の方には令和5年6月上旬に受診券が送付されます。
お申し込みが必要な方
上記6月発送対象者以外で、対象年齢に該当する方です。
※胃がんハイリスク検診を受診していない場合は、まず胃がんハイリスク検診を受診することを推奨します。
検診の対象外となる方
- 妊娠している方
- 胃がん内視鏡検診を受診する際に同意が得られない方
- 胃全摘手術を受けた方
- 胃の疾患で現在治療を受けている、もしくは経過観察の指示を受けている方
- 呼吸不全の診断を受けた方
- 鼻腔や咽頭の病状が重く、内視鏡を使うことができない方
- 勤務先などの検診にて同様の検査を受ける方
- 出血症状が見られる、もしくはその疑いがある方
- 著しく血圧が高い方
- 重い症状の不整脈や急性心筋梗塞などの心疾患をお持ちの方
- 何らかの疾患にて入院治療をしている方
- 全身状態が悪いなどの理由で、医師が内視鏡検査に耐えられないと判断した方
※胃がん内視鏡検査を受けた場合は、同じ年度に続けて胃がんハイリスク検診を受けることはできません。
※今年度に胃がんハイリスク検査を受診して、異常がないと診断された場合は、同じ年度に胃がん内視鏡検査を受けることは可能です。しかし、精密検査が必要と診断された場合の胃がん内視鏡検査は、保険診療の適応となります。
費用
2,000円(税込)(免除制度の対象になる方は、中国残留邦人等支援給付受給者と生活保護受給者の方です。)
※場合によっては保険診療での精密検査等が必要になり、料金が発生することもあります。
検査項目
問診、内視鏡検査(経鼻もしくは経口にて行います。)